個展「してきなしごと」(松本)


 

 

詩とはなにか、そんなこと、どうでもいい。2010年、少し強引な姿勢で、長野県松本市で始めさせていただいた生業「してきなしごと」ですが、あの考え、あながち間違っていなかったかもしれないと、いま思い始めています。

スコットランドを入り口に、ここ数年で旅をした欧州諸国。その各地で出会ったのは、「詩とはなにか」という問いを気にも留めない、原野を自由に駈ける、無垢な詩たちでした。その姿の、なんと美しく、荒々しく、伸びやかなこと。

一所に匿われて窮屈そうにしている詩ではない、生まれたままの詩とともに、ことばを書き、画を描き、デザインする。長い旅を経て、辿り着いた「してきなしごと」の新しい作品群を、展示します。

 

 

Exhibition
2017.3.18 Sat—4.2 Sun

at 栞日

〒390-0815 長野県松本市中央3–7–8
営業時間 8:00–18:00 / 水曜定休
電話 0263–50–5967

 

 

Drawing: 詩を、描く
2017.3.18 Sat / Starts at about 2pm

個展初日、栞日「STORE」のショウウィンドウに、詩のドローイングをします。「書くこと」と「描くこと」のボーダーを詩が越えていく様を、お楽しみください。ドローイング中の写真撮影、SNSなどへの投稿も、ご自由にどうぞ。皆さんの力で、詩を、本のなかから、解放していただけたら、何よりの幸せです。

 

 

Talk: 詩集『長い旅」の作りかた
2017.3.25 Sat / Doors open at 6.30pm / 7—8.30pm

2016年に出版した詩集『長い旅』は、真白な表紙と、重厚に組まれた活字、そして風景写真が並ぶ、シンプルな詩集。しかし、実は、紙選びから印刷、製本に至るまで、一つの趣旨と様々な挑戦が貫かれています。詩集『長い旅』は、なぜ詩集『長い旅』となったのか。その成り立ち・裏側を、本を書く人・本を作る人・本を読む人の三者の視点から語ります。

出演: 本を書く人=ウチダゴウ、本を作る人=藤原隆充(藤原印刷)、本を読む人=菊地徹(栞日)
料金: 3,000円(詩集代)+1,000円(入場料・特典付き) [要申込]
既に詩集をお持ちの方は、ご持参ください。1,000円[特典付]でご参加いただけます。1ドリンクオーダー制です。
特典: 『長い旅』の続きを描く“一編”の詩画
藤原印刷のオフセット印刷・栞日ハイデルベルクの活版印刷で制作される、トークイベント限定特典です。

 

 

Reading: 長い旅、それから
2017.4.1 Sat / Doors open at 6.30pm / 7—9pm

自分で読めば済むものを、あえて、誰かの朗読を通して、耳で聴く。そのことにどれほどの意味があるのか、人は疑うかもしれない。その通り、そこにあるのは「意味」ではありません。あるのは、もうひとつの「世界」。同じ風景を、詩人というフィルター、朗読というフィルターで受け取ったときに得られる、世界の広がりと振動。それが、朗読の醍醐味のひとつです。
詩集『長い旅』収録作品を含む、スコットランドほか欧州への旅路で書かれた過去3年間(2014〜2016年)の詩を朗読します。旅先でのエピソードとともに、お楽しみください。

出演: ウチダゴウ
料金: 2,500円 [要申込]
詩集『長い旅』のほか、全出版物の販売もございます。ご希望の方がいらっしゃいましたら、署名もいたします。(過去にご購入いただいた商品でも構いません)

 

 

Booking:
phone: 0263–50–5967
mail address: info@sioribi.jp

お電話にてお申込の方: 「参加希望プログラム」「お名前」「人数」「連絡先」をご連絡ください。
メールにてお申込の方: 件名に「参加希望プログラム」、本文に「お名前」「人数」「メールアドレス」をご記入ください。

 

 

 

 

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