国際支援NGO ARBA

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logomark, sholder copy

 

国際支援NGO「ARBA」は、ベトナム・カンボジアを中心に活動している特定非営利活動法人。学校などの建物を建てることや集めた寄附金を現地に送るといった活動は一切せず、学校行事やグループ活動といった日本の学校教育のもつプログラムを現地の教育機関とともに現地の学校で行なうことで、出世や社会進出の意欲のみによらない、土地や文化を想う心のある成長・発展を支援しています。

彼らの国際支援に対する第一の信条は「自分にこそできることをする」こと。「国際支援はこういうもの」というステレオタイプの一切から身を置いて、いまここにいる自分だからこそできる支援活動を、自ら考え出し、やってみる。「そのプロセスを何度も繰り返すうちに、支援する側・される側という枠は消え、国際支援にかかわる人間すべてが「自ら育つ」ことができる。」「モノやお金が満足にあっても、それを使う人間による。その「ひと」が豊かにならないと。それこそが、本当の国際支援だと思う。」代表の御園生純さんはそう言っていました。この意識を、自らの活動で重んじるのはもちろんのこと、ARBAを通して国際支援に携わる日本人たち、また現地でARBAのプログラムに参加しているこどもたちにも、常に伝えています。

過去のARBAの広報ツールは、言葉が多くなり、受け手にとっては最後まで読むのが大変なものになっていました。ARBAのもつ独自の思想と特長を損ねることなく、かつ受け手が受け取りやすいかたちを探して、およそ1年、制作にあたってきました。

その過程で、ロゴマークもモデルチェンジ。ショルダーコピーも書き直しました。団体パンフレットは当初、文字の多さを回避して、イラストや図で示したものを作りましたが、ARBAという団体がもつ切れ味が薄くなってしまい、不採用。試行錯誤の結果、過去の活動のデータや団体情報の詳細(理事の名前、経歴、などなど)をすべてカットし、「言葉がこんなにも必要なほど、独自の思想、伝えたいメッセージがある」と解釈して、あえて言葉を多用したパンフレットを制作。「とにもかくにも、まず、喋る、話す、語ることからはじめよう。」ARBAという法人格のもつ熱い人となりが表現できたのではないかと思います。

 

国際支援NGO ARBA

 

 

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