山崎誠 / 名刺

 

衆議院議員・山崎誠氏の広告ツール一式のデザインを行いました。

ロゴタイプ、ショルダーコピー、シンボルマークの制作と合わせて、名刺デザインも変更しました。多くの国会議員は「選挙の際の票を集めるため」に、すべての広告ツールに顔写真を入れること、またその名前を紙面の半分を覆うほどのサイズで掲載することを求めます。

本来の政治家・国会議員の目的はただひとつ、「この国に暮らす人が、心身ともに豊かに生きられるよう、環境を整え、守る」ことです。そして、有権者はそうした政治家たちの「思想」や「ヴィジョン」に共鳴することで、票を投じ、また、その後の政策に反応を示してゆきます。であるならば、広告ツールで描かれるべきなのは、顔写真でも名前でもなく、「その思いはどんなものであるか」「その思いをどのようなニュアンスで語る人間なのか」であるはずです。この点については、山崎氏とも回数を重ねて話し合い、顔写真は不掲載にしました。

表面には、シンボルマーク、コピー、そして名前を。彼のメインメッセージであるコピーに「いま、話したい。」とあるので、名前の下にはTwitterのアカウントを掲載しました。裏面には、地元・横浜と国会の事務所情報、ウェブサイトやメールアドレスなどの連絡先を掲載しています。

デザインとしては、とてもシンプルにまとめています。人柄を表現したかったのもひとつ、不信の対象である政治と個々の政治家とを切り分けたかったのもひとつですが、山崎氏が自らの足場を見失わないよう立ち返る場所として、このシンプルなデザインにしました。

 

 

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