遊印 望月信幸展

 

望月信幸さんが千葉から安曇野へ移り住んだのは、2年前。今は安曇野の工房で、判子から遊印まで、印章の制作・創作を手がけています。友人が切り盛りする蕎麦屋でたまたま居合わせた縁から、今年4回開催される彼の個展のDMをトータルでディレクションいただくことになりました。

第1弾は「遊印」の展示。「遊印」とは、姓名や雅号、商号や屋号など特定の個人や法人に帰属しない文字を印文にする印章のこと。5月11日から31日まで、穂高駅前「安曇野ひつじ屋」で開催されます。

 

 

 

 

 

素材となる木や石が生まれ、それを吟味しながら磨きあげた果てに、印面が物語や思想を語りだす。今回の展示でもっとも目玉となる印章を預かって眺めていたらふと、「これはひとつの宇宙なんだ」と感じたので、DMでは、遊印を宇宙に浮かぶ原石に見立てて撮影しました。印面を実際に印字した際の画はあえて小さめに。そこに表現される物語やその迫力は、DMで見せるより、会期中にぜひ会場で、ぜひ皆さんの目で見ていただきたいです。DM裏面の情報は、遊印の原寸とほぼ同じサイズ、同じフォルムにデザイン。「今までつくってきたDMにない遊び心をぜひ」との要望に、フォントやレイアウトに様々な要素を組み合わせて応じてみました。

 

 

 

 

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