Scotland #04

 

出国前の数週間、Scotlandへの旅程のことを話すと、たびたび「どこ?」と訊かれた。北欧の一つかと想像するひともいれば、地図上のIcelandを指差すひともいた。無知はときに罪深い。が、いつ知るか、そしていつ知らないかを問題視するよりも、知るときに真摯に知ることを深く心に刻むほうがよほど肝心だと思う。Scotlandがぼくら日本人の多くがイメージする“イギリス”の一つであることを説明すると(注意すべきなのは、Scottishにとって「イギリスの一つ」と言われることはあまり喜ばしいことではないこと)、これまたたびたび「食事が美味しくないって聞くけどどう?」と訊かれる。なので、Scotlandの食事が遜色なく美味しいことを伝えなければとふと思い、今日はその話。せっかくならScotlandの伝統的な食事も食べたいと、昨年の滞在で挑戦し好きになったのがHaggis。茹でた羊の内臓(心臓、肝臓、肺)のミンチやオート麦、玉葱、ハーブなどを刻み、牛脂とともに羊の胃袋に詰めて茹でた詰め物料理(最近は内臓ではなくビニールパックも多いよう)。強い風味と脂の旨味がぼくの好みで、昨年の滞在中、3度も食べてしまった。今回もNethy Bridgeに滞在中、Chrisがふるまってくれた。Fish and Chipsは英国の伝統的料理。もっともこれは、タラやカレイなどの白身魚のフライと棒状のポテトフライなので、日本でも食べているよねと思える。揚げる際の油がお腹にたまっていくので、ぼくは終盤やや辛かった。これならBrasilで食べた、ただただ焼いた山のような肉料理のほうがぼくはイケる(ぼくは胃もたれをしたことがほとんどない)。もうひとつ、Scotlandといえば、Smoked Salmon。Nethy Bridgeのホームステイでも食べ、自分でスーパーで買って食べ、今日も海辺のカフェでScrambled EggとSmoked SalmonをのせたCroissantを食べた。もう、絶対的に美味しい。最後の写真は、ぼくの手料理で、若布の味噌汁とナシゴレンみたいな一品(ごめん、本当にいい加減な料理)。Chineseを筆頭にAsianも多く暮らすEdinburghでは、アジアの食材もまあまあ買えるようで、ぼくにflatを貸してくれたTommyが調味料と米を揃えていたおかげでこんなものも作れた。店の雰囲気をよくみて選べば、カフェのドリンクもフードもとても美味しい。これでもう、みんな安心してScotlandに来れる。

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