Scotland #03

 

日本を発ってから1週間が過ぎた。早い。そろそろと思い詩を書き始めたかったが、昨日は当てにしていたカフェがまたしても閉鎖していて予定も気持ちも狂ってしまった。今日は気を取り直して、静けさを求め、昨年行けずじまいだったwater of Leith(リース川)のwalkwayを歩きに行った。princess streetより北側に出たのは初めて。歩き慣れた旧市街の風景とはまた異なる、新市街ならではの賑わいをみた。この写真には載せなかったが、water of Leithへの途上で歩いたcircus laneが、まるで物語の一節のような風景で、まさに息を呑んだ。詩になるだろうと思う。民家かと思いきや、ground floorは事務所になっている場合もあって、こんなところに事務所をもってみたいもんだとつい思う。他の国のことを知らないから書いて恥ずかしいことかもしれないけれど、Scotlandの家々は半地下のようなところから始まる。玄関は地上にあるのに、1階の窓も地上すぐにあって、こっそり覗くと、床は地上より低いところにある。今まで「1階=ground floor」「2階=first floor」の呼び方にどうしても慣れなかったけれど、こう思ったらふと腑に落ちた。water of Leithの川面は赤茶けていた。これがpeat(泥炭。これがウィスキーの香りを特徴づけている)の色なのかもしれない。観光客向けの場所ではないので、詳しい説明はない。そもそもwalkwayの入り口を探すのにも苦労した。でもそれでいいと思う。とてもいい道だった。walkwayからつづくfoot passも抜け再び街へ。そのままScottish National Gallery of Modern Artでいくつかの展示をまわって、帰路に着いた。

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