彩生舎
アロマの香り事典

 

1984年に浄水装置の販売業としてスタートした「彩生舎」は、1994年、敏感肌・乾燥肌など皮膚のトラブルを抱える人々が増えはじめたことから、水の安全性へのこだわりと健康に対する高い意識をもとに、保水クリームの製造販売を手がけます。その後、入浴料や化粧水、日焼け止めなど、化粧品・石鹸の製造販売を開始。2011年からは補完代替医療としてのアロマセラピーに注目。今回は、総合カタログに掲載するアロマオイルのイメージテキストを執筆しました。

以前から、アロマオイルに触れる機会はたびたびあり、またぼく自身幾度か精製してもらったこともありました。ただ、今回このお仕事で出会ったオイルは、57種。世にこんなにもたくさんのオイルがあるとは露知らず。執筆にあたって、事務所に届くオイルたち。机に並べると、もう壮観です。

そして、もう1つのポイントは「いわゆる香りの説明文から、より詩的なテキストを書いてほしい」という要望があったこと。カタログを読んだひとたちが、その文面に触れてイメージを膨らませ、「嗅いでみたい!」「本当にそんな世界が?」と望むような、楽しく豊かなテキストを書く。なかには、レモン、レモングラス、レモンバーベナ、レモンユーカリ、シトロネラ、メリッサ、というように、レモンを中心に、同心円上にそれぞれが通じる香りをもつものも。その香りを細かく味わいながら、それぞれの世界をかき分けてゆく作業がとても困難で、かつとても魅力的でした。

あちこち出回っているものではない気がしますが、偶然にも触れる機会があれば、ぜひ読んでみてください。

 

 

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