せいぶつ多様性ねっと

2012年11月に発足した「せいぶつ多様性ねっと」の主たる活動は、「多様性」をキーワードに感性を呼び覚ますイベントやワークショップの展開。「生物多様性」という一般市民には認知度が低く、また解釈しづらい概念を、音・匂い・色彩・ことばなどからアプローチすることによって、感覚的に共有していくことをめざしている。そのため、シンボルマークのデザインでは、前提として、感性のふるえる「楽しさ」と感性に満ちていく「優しさ」を彷彿させるものにこだわった。

モチーフは「泥中の蓮華」。禅の言葉である「泥中の蓮華」は、蓮の花が泥のなかにあってはじめて美しい花を咲かせること、すなわち、泥なくして美しい花は咲かないことを意味していて、「生物多様性=多様な生きものの多様なライフスタイルが互いに関係しあってはじめて成り立つこと」を訴える団体の思いに通じていた。また、この言葉には、泥をいかに自らの肥料とし、いかに自らを昇華していくかという課題も与えられていて、この点においても、人間を含むすべての生きものの命が危険にさらされている現代だからこそどう生き抜くかを考えていこうとする団体の姿勢に合致していた。

 

 

 

 

cf: せいぶつ多様性ねっと(ブログ)

cf: せいぶつ多様性ねっと(Facebook)

 

 

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